医師の役割…
先日、私が副学院長を務める東京栄養食糧専門学校と東京調理製菓専門学校の合同卒業式を無事に終えることができました。
約500人の卒業生。徹底的な感染症対策を行いながらも、参加人数の制限や時間短縮など通常通りの卒業式は難しく、謝恩会も開くことはできませんでしたが…。
社会へ羽ばたく学生たちの顔は生き生きと希望にあふれ、コロナ禍の重い空気を払しょくするような素晴らしい時間でもありました。
ただ、最近のニュースでも耳にするように、感染症による体への症状だけではなく、心に影響を受け始めている人が増えていることも事実です。
2020年の自殺者数は前年に比べ4・5%増加。人数にすれば912人もの多くの人の尊い命が失われたことになります(警察庁まとめ)。
しかも、女性や若年層の自殺者数が増えたという心が痛むニュースでした。
自殺者の増加が新型コロナウイルス感染症によるものだとは断言できないでしょう。ただ、感染拡大による経済的な苦境や自粛による孤立感が背景にあることは間違いないはず。
自殺の動機としての1位は「健康問題」。
コロナの自粛で独りっきりだったり、心配かけてはいけないと言う思いから家族に相談できなかったり…。
さらには、昔のように家庭医やかかりつけの病院を持たない傾向がある今、ちょっとした体調の悩みや報道の疑問を聞きことさえ難しいはず。
新型コロナウイルス感染症で、自分自身の役割についても思い考えることが本当に増えたなぁ。
Source: 馬渕先生アメブロ
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